2014年09月28日

ボランティア活動 警視庁 交通安全キャンペーンへの協力等について

日本学生自転車競技連盟は、警視庁の自転車交通安全キャンペーンに協力し、モデルサイクリストとして選手 のボランティアを派遣しています。
自転車で走行することの多い競技者が、率先して自転車利用者のマナー向上や交通規則遵守の啓蒙活動を行う べきと考えています。
今後も機会がある都度ボランティアを募集しますので、加盟各校は協力するようお願いします。
最近では、2014 年 9 月 22 日午前 8 時よりJR阿佐が谷駅周辺にて、自転車利用者のマナー向上に寄与すべく杉 並警察に協力しましたので紹介します。

スクリーンショット 2014-09-28 18.26.25.png

ボランティア参加者
佐々木眞也 (日本大学)
河野竜太 (日本大学)
別途 9 月 20 日・21 日には、法政大学が独自に麹町警察に協力活動を行いました。

PDF形式ファイルはこちらから
ボランティア活動 警視庁 交通安全キャンペーンへの協力等について_20140927.pdf形式
posted by 学連事務局 at 18:29| NEWS

2014年07月12日

世界大学選手権ロードレースで合田祐美子(早稲田大学)が7位フィニッシュ!

2014世界大学選手権2日目 ロード @Jelenia Gora ポーランド

古い教会のある花で飾られた通りをスタートし300mのアップがある約14kmの周回コースを周り、市街地に帰ってフィニッシュするコースで行われたロードレース。

レース当日は計測チップが足りなかったり、前日夜遅くにスタート時間が早まったり、距離が短縮されたり、チームカーが乗合だったり、スタートまでフィードゾーンへの移動手段が未定だったり、etc....。(その上航空券の変更、空港移動の変更、伴う支払いの交渉)カオスな1日でした。

W-start.jpeg

4周回約65kmと短縮された女子には、合田(早稲田)、樫木(駒沢)、伊藤(中京)、江藤(鹿屋体育)の4名が出場した。最初の上りでドイツ、ポーランド4名、スイス、ハンガリー、スロヴァキアに合田と樫木の10名の先頭集団とその他に分かれ、さらにそこからドイツ、ポーランド2名の3名が抜け出し、7人が追走。そのままの状態での上位争いとなった。最終周回で追走7人から樫木とスロヴァキアが遅れ、合田は5人による4位争いのゴールスプリントの4番目でゴールした。

1位ドイツHAMMES 1:59:59

2位ポーランドSOLUS-MISKOWICZ +00:00:55

3位ポーランドKLEKOT +00:02:48

7位 合田 +00:03:25

10位 樫木 +00:05:40

13位 伊藤 +00:11:26

23位 江藤 +00:18:52

男子は6周回94qで争われた男子には徳田鍛造(鹿屋体育)、阿曽(中京)、徳田優(鹿屋体育)、山本(鹿屋体育)が出場。

M-stsrt.jpeg

日本選手は全員が序盤から先頭集団を形成しようと動く。その後毎周回の上りで力の差によりふるい分けられて行く。スプリンターはラップされDNFとなっていく。終盤でも徳田優は先頭争いの中にいたがパンク。チームカーは乗り合いのうえ車高の高いバンのため前には居ない。仕方なく後ろの集団に付いているニュートラルサポートを待ち大きくロスし13位に終わる。徳田鍛造20位、山本36位。阿曽はチームカーより後ろでパンクしてしまいDNFとなった。

1位チェコVAKOC 2:30:33

2位ドイツGEBAUER +00:01:09

3位ポーランドPIASKOWY +00:01:09

13位徳田優+00:+00:5:13

20位徳田鍛造+00:10:34

36位山本+00:37:40

DNF 阿曽
posted by 学連事務局 at 00:20| NEWS

2014年07月01日

2014オーストラリア遠征報告

2014/02/28〜03/17まで行われたオーストラリア遠征報告書を配信致します。

下記のリンクよりどうぞ
2014オーストラリア遠征報告_20140630.pdf形式
posted by 学連事務局 at 01:00| NEWS

2014年05月12日

お知らせ:個人ロード時の「鳥居トンネル」工事のお知らせ

2014年6月7日(土)〜8日(日)開催の第30回 全日本学生選手権個人ロードレース大会(長野県木曽郡木祖村・奥木曽湖周回特設コース)の国道19号線『鳥居トンネル』天井板撤去工事に伴う渋滞予測のお知らせです。

スクリーンショット 2014-05-12 22.31.58.png

大会々場へ入る国道の【鳥居トンネル】の工事が行われています。工事関係者によりますと、大会当日は「片側一車線通行」の規制が掛けられる為、上下線両方向での大渋滞が予想されます。

大会運営側としましては、【鳥居トンネル】の利用をせずに、中央自動車道「伊那IC」〜権兵衛峠〜大会々場へのルートを推奨します。

鳥居トンネンルを利用するチームは、チームの責任に於いて遅れる事の無い様時間に余裕を持って出発して下さい。

詳しくは、国交省飯田行動事務所発行のお知らせを参照して下さい。
鳥居トンネルの工事のお知らせ_20140512.pdf形式
posted by 学連事務局 at 22:48| NEWS

NEWS:福島県泉崎国際サイクルスタジアムで開催

第54回 東日本学生選手権トラック自転車競技大会

5月10日・11日の二日間に亘って第54回東日本学生選手権トラック自転車競技大会が福島県・泉崎国際サイクルスタジアムで開催された。

地元福島県出身選手が活躍が目立った。
4kmチームパーシュート(団体追抜) では学校法人石川高等学校出身の4年生・緑川竣一選手率いる中央大学チームが大会新記録で優勝。1kmタイムトライアルでは同じく学校法人石川高等学校出身の日本大学4年生・久保田元気選手が優勝。
女子チームスプリントでは福島県立白河実業高等学校出身・順天堂大学4年生の樋口晴香 選手らの順天堂大学チームが優勝した。

中央団体追抜スタート.jpeg

久保田元気.jpeg

女子チームスプリント.jpeg

泉崎国際サイクルスタジアムは東日本大震災で損傷したが、2013年秋に補修工事を終えた。

PastedGraphic-3.png

PastedGraphic-2.png

補修工事後まもなく2013年9月には日本学生自転車競技連盟トラックレースシリーズ戦が、同10月には日本学生自転車競技連盟新人戦東日本大会が開催されており、学連のトラック大会が泉崎で震災後に開催されるのはこれで3度目。
年9月にもトラックレースシリーズ戦の開催が予定されている。

中央大学団体追抜.jpeg

今年4月には全日本選手権自転車競技トラック大会も開催され、本格運用が始動している。
屋外競技場ゆえに気温や風の影響を受けるものの、走路の状態は良好である。

自転車競技大会の泉崎での継続的な開催が微力ながら福島の復興に寄与できることを期待したい。

日本学生自転車競技連盟
posted by 学連事務局 at 22:30| NEWS

2014年03月15日

2014年度 欧州派遣事業募集要項

2014年度 欧州派遣事業募集要項

派遣選手の競技力向上と、その経験が学連選手全体に及ぶ事を期待し、欧州派遣事業を行います。

本年度の派遣選手は4名とし、選考は下記指針のとおり、「参加意志表示」を事前に行った者を対象に行います。

参加意志表示をする選手は、別紙「欧州派遣選考応募用紙」に記入の上、4月8日(火)必着にて本連盟事務局宛電子メールにて申込んでください。
欧州派遣選考応募用紙はこちらから
2014年度欧州派遣選考応募用紙_20130314.xls形式

欧州クリテリウム派遣(4名)選考指針
・U23 カテゴリーに該当する年齢の競技者の中で、年度当初に参加意思を表示した者の中から選考する。
・当年の学生選手権個人ロードレース上位2名。
・学連登記3年以内の当年のロードレースカップ第3戦までのクラス1及び2の総合獲得得点上位2名とする。
・個人ロードとロードレースカップの選考が同一人物の場合、ロードレ―スカップの得点順位次順位の者を繰り上げる。
・辞退者あった場合、辞退者の選出分野の次点者を順次繰り上げる。

1 日程  
9月3日(水)から9月17日(水) 予定 (ツール・ド・北海道と重なる可能性が高い)
宿泊14日・滞在日数15日 出発から帰国まで14泊16日の旅程 

2 応募資格(下記要件をいずれも満たすこと)
@  本連盟加盟校登記選手であること
A  U23カテゴリー男子競技者であること(ジュニア・エリートは応募不可)
B  国内外に所属大学以外のUCIチームに登録がない者

3 自己負担金 
25万円/人
その他費用 パスポート・国際ライセンス取得費用、日本国内交通費、現地での自炊食費等

PDF形式はこちらよりどうぞ
2014年度欧州派遣事業募集要項_20130314.pdf形式
posted by 学連事務局 at 00:17| NEWS

2014年02月15日

*外苑クリテ中止のお知らせ*

2月16日(日)開催予定であった、第⼋回明治神宮外苑大学クリテリウムは、路面の残雪著しい ため、レースはすべて中止といたします。

2013_rcs13_photo_20140215.jpg 
 
午前10時より、全日本ロードレースカップシリーズ総合表彰式を絵画館前にて実施します。  
     
⼤会当日のお問い合わせは大会本部携帯電話(080・4159・2712)まで  

posted by 学連事務局 at 19:18| NEWS

2014年02月11日

JCF強化コーチ推薦のお知らせ

(公財)日本自転車競技連盟強化コーチ推薦のお知らせ

2020年東京を見据え、2014 年度ナショナルチーム強化のために、日本学生自転車競 技連盟(学連)よりナショナルコーチ候補を推薦する事とします。 つきましては、以下に沿って学盟加盟各校より候補を推薦頂くようお願いします。

期 限
平成 26 年 2 月 15 日

種 目
トラック・ロード・MTB・BMX

資 格
公財)日本体育協会或いは UCI 等のコーチ資格を取得している、 またはコーチ就任後 1 年以内に取得することが出来ること。

推薦方法
表題「コーチ推薦」として、1氏名 2学校名 3生年月日 4電話 5メール 6住所 7経歴 を本文に記載し、
jicf@remus.dti.ne.jp 学連事務局宛てメールにて推薦申込する。

その他
推薦者が必ずしもコーチとして任命されるとは限らない。 また報酬は未定であり、日当は少ないこともある。

PDFファイルはこちらから
(公財)日本自転車競技連盟強化コーチ推薦のお知らせ_20140211.pdf形式
posted by 学連事務局 at 19:20| NEWS

情報配信:RCS最終戦インターネットLIVE中継

2014年2月16日(日)開催のRCS最終戦神宮外苑大学クリテリウムは、シクロチャンネルでライブ中継の予定です。

スクリーンショット 2014-02-11 19.17.24.png

下記のリンクよりどうぞ
http://www.cycloch.net/feature/gaien_criterium/

昨年以前の動画を見ることもできまので、是非ご確認ください。
posted by 学連事務局 at 19:05| NEWS

2013年11月22日

第19回日韓対抗学生自転車競技大会報告書

第19回日韓対抗学生自転車競技大会報告書

第19回日韓対抗学生自転車競技大会が11月2日(土)・3日(日)に大韓民国羅州市自転車競技場(333.3m)で開催された。日本チームは井関康正氏を団長・川邉哲氏を副団長として、男子は大学生5名、高校生5名、女子は大学生3名、高校生2名の体制で臨んだ。
<Sprint>
男子大学部:バンクコンディションが悪い中でも優勝した韓国のSon Je Yongには予選でも11秒077と抜群の力を見せつけられた。対戦で2位のLee Young Kyuに対し、佐伯(中央大学)が準決勝2本目を頭脳的な逃げきりで勝利するのがやっと、結局は3位宮本(中央大学)・4位佐伯に終わる。
男子高等部:決勝の1本目で野上(岡山工業高校)が優勝したYoon Jun Young(予選タイム11秒165)に力強い捲り追い込みで勝利するも2,3本目を取られ2位。滝本(岡山工業高校)は4位に終わる。
女子部:予選タイム、対戦スキルともに圧倒的な力の違いを見せつけられ、丸田(法政大学)が3位、中村(日本体育大学)が4位に終わる。
<Individual Pursuit>
 男子大学部:4km:倉林(日本体育大学)がラスト2周で鮮やかな逆転(0秒781差)4分56秒902で優勝。伊藤(早稲田大学)が5分01秒995で3位。
 男子高等部:3km:森口(和歌山北高校)が前半から突っ込んで粘り切り(0秒58差)3分42秒692で優勝。塩田(栄北高校)が3分54秒880で4位。
 女子部:2km:小島(日本体育大学)が積極的な攻めの走り(2位に5秒32の大差)2分39秒250で優勝。元砂(榛生昇陽高校)が2分47秒346で3位。
<1km Time Trial>
 男子大学部:末木(日本大学)が難しい走路を克服して1分08秒992で優勝。佐伯はSprint準決勝3本目直後のレースと言う事もあり、1分14秒970で4位と振るわなかった。
 男子高等部:韓国の選手が1分07秒904と1分8秒386で1,2位を独占。野上は1分08秒859と健闘するも3位。滝本は1分11秒081で4位。
<500m Time Trial>
 女子部:1kmTT男子高等部と同様に韓国の選手が37秒766と38秒358で1,2位を独占。小島が39秒037で3位。鈴木(星陵高校)が39秒196で4位。
<4km Team Pursuit>
 男子大学部:倉林、伊藤、末木、佐伯のメンバーで臨むも、韓国チームの安定した走りでの4分38秒984に対し、日本チームは足が揃わずに4分45秒094のタイムで敗れた。

<Team Sprint>
 男子高等部:野上、滝本、田邉と3名の岡山工業高校の走り慣れたメンバーで臨んだが、韓国チームの1分05秒958のタイムに対し、日本チームは1分8秒751のタイムで敗れた。
 女子部:小島、鈴木のメンバーで臨み、韓国チームの交代違反もあり、日本チームが51秒076のタイムで勝利した。
<Keirin>
 末木、宮本、田邉のメンバーで挑戦した。作戦通りに田邉がスタートでペーサーの後ろを取ったが、バンクの特性を活かした韓国選手の(ガッツ)が上回り、ラインを組めないままに奪われてしまう。末木は上手く切り替えたが、宮本と田邉は後方のまま何も出来ずに終わる。末木2位、宮本5位、田邉6位。
<Scratch>
 女子部:小島、中村、丸田、鈴木、元砂の5名全員で臨んだ。途中何度か逃げを試みる選手がいたが決まらない。満を持して小島がラスト2周からスパートしたが、ここでも韓国選手のガッツ溢れる猛追に遭って優勝出来なかった。小島は不運にも3コーナーで優勝した韓国選手との接触後に落車DNF。鈴木2位、元砂3位、中村4位、丸田5位。
<Point Race>
 男子部:距離20km(60周回)で実施され、最終種目と言う事もあり、日韓それぞれ全員参加の20名で争われた。白熱したレースが展開されたが、日本チームの連携が決まり上位を占める事が出来た。倉林1位、伊藤2位、末木4位、塩田6位、野上DNF、田邉DNF、森口DNF、宮本DNF、佐伯DNF、滝本DNF。
<総合成績>
 男子大学部:日本30点 対 韓国26点 日本が+4点で勝利。
 男子高校部:日本12点 対 韓国32点 日本が−20点で負け。
 女子部  :日本25点 対 韓国28点 日本が−3点で負け。
 総合   :日本67点 対 韓国86点 日本が−19点で負け。
 尚、2種目制覇の倉林(日本体育大学)が優秀選手賞を獲得した。
<課題>
 大学生はインカレ、高校生はインターハイ、更には国体が終了して1ヶ月が過ぎている為なのか、残念ながら調整不足を指摘されても否めない代表選手がいたかと思う。きちんと実力を発揮する(発揮させる)為にも選手は勿論、我々コーチも代表決定後、直ちに目標設定と意識高揚の為の集まり(合宿等)の必要性を感じた。それにしても韓国選手のレース中に見せるファイティング・スピリットには驚いた。又、韓国選手、特に高校生の筋骨隆々とした体付きには信じ難いものがあった。国際大会で戦う為には重いギヤ比を踏みこなす為にも回転力強化と同時に筋力アップが大きな課題に成るかと思う。
<国際交流>
 大会名から『親善』の文字が消えて久しいが、競技中以外に措いては選手、コーチ、大会関係者との雰囲気は非常に良いと思う。2日(土)の夕方には日韓両国合わせた選手30名をメインに大会関係者総勢約80名による懇親会が開かれた。お互いの国を理解し合う上に措いて、選手も我々コーチにとっても素晴らしい交流の場になった事は言うまでもない。
男子大学 コーチ 添田広福

*詳細記録はリザルトを参照して下さい。

PDFファイルはこちらから
第19回日韓対抗学生自転車競技大会報告書_20131122.pdf形式
posted by 学連事務局 at 23:20| NEWS

2012年08月27日

インカレみどころ(ロード編)

3日間のトラック競技レースの熱い戦いが終わると、最終日にはロードレースで総合得点争いのクライマックスを迎える。

男子ロードは肝属郡錦江町の周回コース(1周18km)を9周する、162kmで競われる。

今年の注目は日本大学だ。全日本ロードで優勝した安達康将を筆頭に、同大会3位の和田力、アジア選手権U-23出場の雨宮正樹、全日本個人ロードレース選手権2位の板橋義浩など、有力選手をそろえている。加えて、日大はチームワークも見事だ。昨年も鹿屋体育大学勢を壊滅的に追い込み、総合優勝連覇を達成した。

素晴らしいレース展開で圧倒した日大.jpg
*昨年のインカレではチームでレースを作って圧倒した日大


ホームコースで迎え撃つのは鹿屋体育大学だ。山本元喜と黒枝士揮、時としてプロ選手と互角に走る両エースで戦う。徳田鍛造・石橋学・高宮正嗣らアシスト陣も充実、ロードこそ地の利を生かせるため鹿屋体育大学有利とも考えられるが、今年のレースで思うようなリザルトが残せていないようだ。
京都産業大学は、昨年のインカレロード2位で今年の個人ロードレース優勝の木村圭佑や同3位の吉岡直哉が中心。チームTTも2位になるなど、侮れない存在だ。
この冬ヨーロッパで修行を積んだ中京大学の中根英登・榊原健一は実力、実績ともに文句なし、アグレッシブな走りで集団を苦しめるはずだ。
他にも昨年度のロードレースカップ王者の大中巧基(早稲田大学)、全日本学生個人TTで優勝し各大会でも上位に食い込んでくる安井雅彦(東京大学)、今年のRSC第5戦終了時点で1位の西沢倭義(明治大学)や第5戦優勝の金井誠人(明治大学)、TOJの怪我から着実に復帰し活躍が期待できる山本隼(中央大学)など、実力者が勢揃いしており、混戦必至の状態である。
優勝を狙うチームにはコースの見通しが比較的良く、アタックポイントが少ないため、難しいレース展開を迫られそうだ。


女子ロードは同コースを4周の72kmで争われる。
女子の有力校は、やはり鹿屋体育大学だろう。上野みなみや塚越さくらは、各大会で上位を奪っており、さらに木村亜美を始めチームワークで勝負している。しかし、同様に各大会の上位には必ずといっていいほど顔を見せる小島蓉子や中村妃智ら日本体育大学勢も侮れない。
力と連携で戦う2校に対し、個人で割って入るのは、登坂力の優れた福本千佳(同志社大学)だろう。
男子同様、仕掛けどころで展開が大きく変わる可能性が十分あるため、最後まで目が離せない。

女子のレースは混戦が予想される.jpg
*女子のレースは混戦が予想される


インカレに関する大会の詳細は日本学生自転車競技連盟公式HPや競技速報はJCF情報系HP内にある競技速報ブログにて速報配信を予定中。

今年のインカレ開催地は鹿児島県大隅半島の南大隅町と錦江町では本大会を盛り上げるべく様々な取り組みを行っている。県内企業とコンビニの協力によりインカレ限定の「サドルパン」の販売、地元商工会によるインドカレーならぬ「インカレー」の販売等や、全ての競技の模様がインターネット動画配信(http://lic2012.bbzero.jp/)、ロードレースのスタートフィニッシュ地点には、250インチの大型スクリーンを設置し、コースに設置されたカメラの映像をスクリーンで見る事が出来る。
会場に足を運べない方々はHPや動画配信などをご覧頂きながら、8月30日より始まるインカレ2012を是非ともご声援宜頂きたい。

*日本学生自転車競技連盟公式HP:http://www.remus.dti.ne.jp/~jicf/
*日本学生自転車競技連盟情報系HP:http://www.jicf.info/index.html
*JICF競技速報ブログ:http://jicf-sokuho.sblo.jp/
*インターネット競技動画配信:http://lic2012.bbzero.jp/
posted by 学連事務局 at 23:12| NEWS

インカレみどころ(トラック競技編)

トラック競技は、8月30日(木)から3日間、鹿児島県南大隅町の根占自転車競技場で開催される。

まずは男子種目を紹介しよう。
団体種目のうち、短距離系の「チームスプリント」は各チーム3名で出走し、空気抵抗を受ける先頭の選手から1周毎に離脱し、如何に早く3周を走り抜くかを競う種目だ。昨年優勝の日本大学をはじめ、2位の中央大学、順天堂大学、鹿屋体育大学、朝日大学、早稲田大学などが上位を争いそうだ。

一方、長距離系となる「4kmチームパーシュート(団体追抜競走)」は、4名の選手が先頭交代をしながら、如何に早く4kmを走り抜くかを競う種目。昨年、大会新記録で優勝した鹿屋体育大学や、2位の早稲田大学のほか朝日大学、明治大学、順天堂大学、法政大学、日本体育大学などが上位を争いそう。昨年の予選で空中分解して圏外に去った日本大学だが、今年は当然優勝争いに加わってくるだろう。

団体種目は総合成績の得点にを大きく左右する.jpg
*団体種目は総合成績の得点にを大きく左右する


個人種目の「スプリント」は、6月の全日本学生トラック選手権で、抜きんでたパワーを発揮して優勝した日本大学の橋本凌甫が一歩リード、日大2番手のルーキー坂本佳哉も、高校時代の実績は十分である。
対抗するのは、長距離から転向し、6月の全日本学生トラックで橋本に続き2位に入った野口正則(鹿屋体育大学)や、同大会予選で1番タイムを出したルーキー栗田万生(順天堂大学)や、同じく3・4番タイムを出した松本貴治・上遠野拓馬(朝日大学)らスピードのある選手を始め、畑段嵐士(同志社大学)、野口裕生(中央大学)ら実力十分の選手が名を連ねる。各チームとも短距離のエースを投入してくるため目が離せない。

「1kmタイムトライアル」は、昨年、21年ぶりに大会新記録を塗り替え圧倒的勝利を収めた末木浩二(日本大学)の走りが記憶に残る。今年の全日本学生選手権で優勝した佐々木龍(早稲田大学)を始め、碇優太(日本大学)、野口裕生(中央大学)、門脇翼(東北学院大学)ら同大会ベスト4も揃い踏みだ。他にも池野健太(中央大学)、深瀬泰我・丸田直(法政大学)や朝日大学、日本体育大学、順天堂大学などから強力選手がエントリーしている。「風は強いがタイムが出る」と表される根占バンクで一体どんな闘いが見られるのか。

21年ぶり大会記録を塗り替えた末木(日大).jpg
*昨年、21年ぶり大会記録を塗り替えた末木(日大)


「ケイリン」は昨年覇者の末木浩二(日本大学)、昨年のユニバ日本代表で、今井一誠(早稲田大)の実績が一歩抜けているが、力に加え駆け引きなど技術が必要な種目だ。そして、今年の全日本学生選手権覇者大山宏仁(東北学院大学)、全日本アマ選手権覇者奥村諭志 (鹿屋体育大学)、力のある池野健太(中央大学)らなどもすかさず優勝争いに割って入ることが予想される。

2人乗り自転車で争う迫力ある「タンデムスプリント」では、昨年優勝の佐々木龍・今井一誠ペア(早稲田大学)が、今年も優勝候補の筆頭か。全日本学生選手権で優勝した松本諒太・渡邉浩幸ペア(朝日大学)、2位の和田拓磨・和田卓磨ペア(明治大学)などもメンバー変更無しでエントリー、さらに伝統的に強い日本大学、中央大学、法政大学、東北学院大学などに加え、比較的新しいチームの順天堂大学、鹿屋体育大学、日本体育大学、環太平洋大学なども上位を伺い挑戦する。

今年もタンデムスプリント同じペアで連覇を狙う早稲田大学.jpg
*今年もタンデムスプリント同じペアで連覇を狙う早稲田大学


「4kmインディビデュアルパーシュート(個人追抜競走)」は、インカレ直前の全日本選手権で10年ぶりに日本記録を更新して連覇を達成した鹿屋体育大学のルーキー橋本英也が大きくリードか。日本大学からは安定した実績の近谷涼、早稲田大学からは今年の学生選手権2位の大中巧基がエントリーした。他にも矢野智哉(朝日大学)、中根英登(中京大学)、緑川俊一(中央大学)ら力のある選手が顔を揃える。6月の全日本学生個人タイムトライアルのクラス1で優勝した安井雅彦(東京大学)の走りにも注目したい。

「40kmポイントレース」は長距離のエースが集まる花形種目。400mトラックを100周するうち、ポイント周回の着順によって所定のポイントが与えられ、その合計点を争う種目だ。
昨年覇者の榊原健一(中京大学)や、今年の全日本学生選手権覇者の倉林巧和(日本体育大学)に加え、和田力(日本大学)、長瀬幸治(鹿屋体育大学)、木村圭佑(京都産業大学)、三浦康嵩(早稲田大学)、末永周平(明治大学)、中尾圭佑(順天堂大学)、矢野智哉(朝日大学)ら上位陣の力の差は見られない。さらに展開によっては、どの選手にも優勝のチャンスが巡ってくるため、目が離せないレースになりそうだ。

昨年男子ポイントレースの激戦を制した榊原の走りに注目.jpg
*昨年男子ポイントレースの激戦を制した榊原の走りに注目


女子は一昨年と昨年のインカレで全種目を制する完全優勝で総合8連覇を達成した鹿屋体育大学は長・短距離とも日本代表を揃え、万全の体制で地元大会を迎える。とりわけ短距離で3年連続3冠の前田佳代乃の走りは注目だ。鹿屋を追う日本体育大学も強力選手が揃い、展開次第では十分優勝も狙える。続いて法政大学と朝日大学が並んでいる。

女子の「チームスプリント」は2名で走る。鹿屋は、ロンドンオリンピックで前田佳代乃が不在だったこともあり、長距離の塚越さくら・上野みなみがペアを組む。日体大はスピードのある小島蓉子・古河麻美ペアか。2名の短距離力は鹿屋と互角以上、この2チームの決勝進出は濃厚だ。交代時の失格や、一瞬のタイミングで大きくタイムが変動するため集中が必要だ。

「女子スプリント」は、ロンドンオリンピック出場の前田佳代乃(鹿屋体育大学)に注目が集まる。スピードのある野村くるみ(北陸大学)、小島蓉子(日本体育大学)、廣本茜梨(環太平洋大学)、木村亜美(鹿屋体育大学)らが、前田を追う。

「女子500mタイムトライアル」は前田佳代乃(鹿屋体育大学)の独壇場か。前田はスプリントと合わせ4連覇を狙う。小島蓉子(日本体育大学)、塚越さくら(鹿屋体育大学)らが続く。

ロンドン五輪出場の前田(鹿屋体大).jpg
*ロンドン五輪出場の前田(鹿屋体大)


「女子3kmインディビデュアルパーシュート(個人追抜競走)」は直前の全日本選手権で決勝を戦った鹿屋体育大学の上野みなみと塚越さくらが有力、全日本選手権は上野、全日本アマ選手権は塚越が制しており、レベルの高いレースが予想できる。全日本学生選手権3位、個人TTでは鹿屋勢を抑えて優勝した小島容子や、中村妃智ら日本体育大学勢も追い上げてくる。

「16km女子ポイントレース」には強い選手が勢揃いする。
中でも上野みなみ(鹿屋体育大学)は昨年の世界選手権4位、ユニバシアード3位と世界的に通用する選手だ。各大会での獲得ポイントも、高得点で優勝している。
その上野に対し、中村妃智、小島蓉子ら日本体育大学勢、鹿屋勢も木村亜美、塚越さくらが上位を狙い、展開に因っては誰が勝っても不思議では無い混戦模様である。

女子ポイントレースを制した上野(鹿屋体大).jpg
*昨年インカレの女子ポイントレースを制した上野(鹿屋体大)
posted by 学連事務局 at 22:53| NEWS

インカレみどころ(全体編)

自転車の大学日本一を決める「文部科学大臣杯第68回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)」が、鹿児島県(トラック:南大隅町、ロード:錦江町)で8月30日から9月2日まで開催される。

今年は31年ぶりの九州開催で鹿児島県では初開催となる.jpg
*今年は31年ぶりの九州開催で鹿児島県では初開催となる


この大会は、トラック競技が男子団体2種目、男子個人6種目、女子団体1種目、女子個人4種目、ロード競技が男女各1種目で行われ、各種目での優勝(入賞)を決めながら、各種目の上位選手に与えられる競技得点の合計により男女別の大学総合日本一を決める学生自転車競技界にとって最大のイベントである。
今年のインカレは、31年ぶりに本州を離れた九州での開催となるが、会場となる鹿児島県では初開催となる。

現在、男子は日本大学が総合29連覇中だ。この記録が今年も継続されるかが、今大会で最も注目されるところのひとつである。
つまり、31年前(1981年)九州の大分県・別府市で行われたインカレにて、同点ながら優勝数で法政大学に敗れ総合優勝を逃した日本大学が、その後連覇を絶やしておらず、因縁の九州でのインカレを迎えることとなる(1982年大会は台風で途中中止)。今年も、短距離から長距離まで有力選手が揃う日本大学に死角は少ないとの見方もあるが、今年こそは何としても王者日大の連覇を食い止めたい各校も、この大会に照準を合わせ、調子を上げている。

驚異の30連覇に王手をかけた日本大学.jpg
*30連覇に王手をかけた日本大学


昨年総合2位の鹿屋体育大学は、小規模ながらホームグラウンドでの地の利を生かし、国立大学初の総合優勝を虎視眈々と狙う。今年のチームロードTTで強さを見せた昨年3位の中央大学、昨年4位の順天堂大学、各種目でコンスタントに上位に食い込んでくる昨年5位の早稲田大学のほか朝日大学、法政大学、中京大学、京都産業大学、日本体育大学など昨年上位のチームはいずれも健在で、複数の大学が総合優勝を争うこととなりそうだ。


女子は一昨年と昨年のインカレで全種目を制する完全優勝で総合8連覇を達成した鹿屋体育大学が中心になりそうだ。中でも、今年のロンドンオリンピックに出場を果たし、インカレ短距離で3年連続3冠の前田佳代乃、昨年のユニバーシアードで銅メダルを獲得した上野みなみらの走りには注目だ。鹿屋は長距離も日本代表を揃え長・短ともに万全の体制で、地元での連覇をかけた闘いに挑む。鹿屋を追う日本体育大学も強力選手が揃い、展開次第では十分優勝も狙える。続いて法政大学と朝日大学が並んでいる。

今年5月20日〜27日まで行われたツアー・オブ・ジャパンに出場した学連選抜チームとして安井雅彦(東京大学)、山本元喜(鹿屋体育大学)、黒枝士揮(鹿屋体育大学)、木村圭佑(京都産業大学)、大中功基(早稲田大学)、山本隼(中央大学)ら共に力を合わせて戦った選手たちも、今回はライバル校同士のエースとして対戦する。また、インカレ直前の全日本トラック選手権では4km個人追抜で橋本英也(鹿屋体育大学)が、10年ぶりに日本記録を更新、世界ジュニアトラック選手権では、4km団体追抜で高士拓也(中央大学)が日本チームの一員として走り、エリートの記録を上回るジュニア日本新記録を樹立するなど話題の選手が多数出場して目が離せない4日間となるはずだ。
posted by 学連事務局 at 22:45| NEWS

2012年08月16日

インカレ2012情報:「有料テント」の設置・貸出のご案内

「南国特有の強い日差し、豪雨、強風に備えて下さい」
選手村「有料テント」の設置・貸出のご案内

開催地では、サービス向上の一環として、イベント会社のご厚意により選手待機エリアにチーム用テントを設営し、低価格で貸し出すことに致しました。

○1ブース料金 : トラックレース3日間で5千円(消費税込)
 ※料金にはテント貸出料金の他、設営・撤収及び保険料金が含まれています。

○テントの種類 : イベント用テント
 ※強度・経費・広さの関係で連結設置されますので、撤収などは不要です。
 ※設置床面は道路(アスファルト)ですので、ローラー設置などに適しています。
 
○スペース : 1ブースあたり3.6m×3.6m 
 ※会場の広さの関係上、トラックエントリー選手(補欠)3名につき1ブースを貸し出します。権利のあるブース数以内でお申し込み下さい。
 【トラックエントリーは各校12名までです。未エントリー者が多数発生する大規模校等で、ブース特別増設の希望がある場合は、別途ご相談に応じますが、有料エリアの確保スペースを越えた時は、正式申込が優先されます。】
 ※各ブースの前面に、ブースと同規模の広さ(アスファルト)を確保予定です。
 
その他の詳細は添付したPDFファイルをご参照いただき、申込締切:8月25日(金)までに(株)ベルキャンバスまでFAX0994-40-3702で申し込み下さい。申込用紙は下記ファイルをダウンロードしてください。

有料テント要項&申込FAX用紙はこちらからどうぞ
インカレ2012選手村有料テントご案内申込用紙_20120816.pdf形式
posted by 学連事務局 at 07:25| NEWS

2012年07月10日

鹿児島IC情報:無料レンタカープランのお知らせ

2012/08/30-09/02開催の鹿児島インカレで利用できるサービスをお知らせします。

鹿児島県提供の無料レンタカープランについてご案内いたします。
ご利用ご検討ください。
なお、プランを使用するにあたっては、添付のQ&Aをみてもわからない質問があれば直接、下記の担当先までご連絡ください。
(*学連ではプランのご紹介のみでプラン内容についての質問にはお答えできません。ご了承ください。)

連絡先
担当部署:鹿児島県交通政策課海上交通係
電話番号:099-286-2459

HPのアドレス
http://www.pref.kagoshima.jp/ac08/infra/kotu/oosumi_rentacar/top.html

Q&A
無料レンタカープランについてのQ&A_20120710.pdf形式
posted by 学連事務局 at 23:28| NEWS

2012年06月11日

学生選手権大会個人ロードレポート配信

2012/06/10開催の第28回全日本学生選手権個人ロードレースの大会レポートを配信しました。

下記のリンクよりどうぞ
http://www.jicf.info/mainrace/jicf_rr.html
posted by 学連事務局 at 00:52| NEWS

2012年04月28日

全日本選手権U-23 安達(日大)が優勝!!

2012/04/28開催の第81回全日本アマチュア自転車競技選手権U-23カテゴリで日本大学の安達康将が優勝しました!

競技結果はこちら

‎1位 安達康将 日本大    4:41:46 
2位 面手利輝 神奈川県  +00:07
3位 和田力  日本大   +00:12
4位 布施光  順天堂大  +00:43
5位 倉林巧和 日本体育大 +00:54
6位 石橋学  鹿屋体育大 +01:10
7位 榊原 健一 TEAM NIPPO−中京大 +01:11
8位 大中巧基 早稲田大 +01:25
9位 森田雅士 立教大 +01:36
10位 中根英登 TEAM NIPPO−中京大 +02:25

フルリザルトはこちらから
http://jcf.or.jp/files/downloads/2012/04/C09_10.pdf
posted by 学連事務局 at 23:30| NEWS

2012年02月23日

第六回明治神宮外苑学生クリテリウム大会放送予定

BS-TBS「銀輪の風〜世界のシクロ・リポート〜」で第六回明治神宮外苑学生クリテリウム大会の様子が放送する予定になっております。

平成24年3月12日(月)23:30〜24:00

放送スケジュールはこちらから
http://www.ginrin.tv/archive/2012/02/220.html

※自転車動画サイト「シクロチャンネル」での再配信も予定
https://www.cycloch.net/(放送日時は変更となる場合があります)
posted by 学連事務局 at 11:04| NEWS

2012年02月22日

レポート:第六回明治神宮外苑大学クリテリウム

 2月19日に今シーズンの全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦となる第六回明治神宮外苑大学クリテリウムが明治神宮外苑(東京都新宿区・港区)で開催されました。東京の中心部にある明治神宮外苑周辺の道路を利用して1周回1.5kmの特設コースを設置しクリテリウム形式で開催された本大会は、今年で6回目となります。

re.re._R1S0252.jpg
*フィニッシュラインの観客


 大学対抗戦でもある男子大学生グループ1では黒枝士揮(鹿屋体大)が優勝し同大学がこの大会で4連覇を達成、女子クリテリウムでは塚越さくら(鹿屋体大)が今大会の初優勝を飾りました。また2011年度全日本学生ロードレースカップシリーズの年間総合リーダーは大中巧基(早稲田大)に決定いたしました。

re.re.RD7_9254.jpg
*スタート前、大中(早稲田)

 午前の部では小中学生のタイムトライアルが行われました。保護者の方々の大きな声援を受けて子ども達が懸命にペダルを回す姿に近くの通行人の方々も足を止めて見ていました。その後にマスターズタイムトライアル(1周回1km)が始まり、昨年度の優勝者であるポール・ソールズベリー選手が1分27秒92の好タイムで連覇達成し、午前中の最後の行われるマスターズクリテリウムに弾みをつける格好となりました。

 男子大学生グループ3(1.5km×6周回)では、A組は平井匠(法政大)が、B組では松本諒太(朝日大)が1位となり、来シーズンからのクラス2への昇格を決めました。

 男子大学生グループ2(1.5km×6周回)では、A組で前半から積極的な走りでポイントを稼いだ和田力(日本大)が1位となり、ゴールフィニッシュを1位で通過した雨宮正樹(日本大)が2位とワン・ツー・フィニッシュを飾りました。B組では最初のポイントを1位通過した出澤拓也(明治大)と2位通過の矢次栞(順天堂大)が獲得しましたが、2回目のポイントでは板橋義浩(日本大)が1位通過、フィニッシュポイントも板橋が2位通過し、合計ポイントで緑川刪黶i中央大)を抜いて1位となりました。

re.re.RD7_9186.jpg
*グループ2スタート、絵画館前

午前中最後に行われたマスターズクリテリウムは昨年度優勝の小畑郁選手が全てのポイント周回で1位通過をみせる圧巻の走りで2連覇達成を達成しました。TTで優勝したポール・ソールズベリー選手は惜しくも2位で2冠はなりませんでした。

 女子クリテリウム(1.5km×12周回)は学連登記選手以外にJCF登録選手も出場できるため、いつもの学連主催レースよりもレベルが高いものになりました。今シーズン何度もクリテリウムを経験している小島蓉子(日本体育大)と、2011年ユニバーシアード日本代表選手である塚越さくら(鹿屋体大)をエースにおいて各大学がどのように展開していくのか、注目があつまりました。レースは予想通り、序盤から小島と塚越のポイント争いになりました。1回目のポイントは塚越が1位通過、2位に小島が通過しました。3名擁する鹿屋体大がエースを勝たせるべくアシスト役の木村亜美(鹿屋体大)らが、塚越を引っ張ります。その期待に答えるように3〜5回目のポイントを塚越が全て1位で通過、フィニッシュは小島が1位を取りましたが、塚越は2位でゴール。合計33点を獲得し見事、塚越さくらが今大会初優勝を果たしました。

re.re._R1S0391.jpg
*女子表彰

 そして、今大会のメインレースである大学対抗戦の大学生グループ1(1.5km×20周回)では、同大会4連覇の期待がかかる鹿屋体育大学の黒枝士揮が最初のポイントを1位通過し幸先の良い展開をみせますが、ユニバーシアード日本代表でロード、トラックともに活躍する今年の日大の強さを象徴する選手である窪木一茂や海外招待選手であるオーストラリアのメルボルン大学の選手らが積極的なレースをみせました。途中、集団内で落車が起こる等、少し落ち着かない状況でレースは中盤へ。
5回、6回目のポイント通過では窪木(日本大)が1位通過でポイントを着実に増やしていきました。一昨年度のこの大会優勝者である野口正則(鹿屋体大)も黒枝のアシスト役に徹してサポートし、7回目のポイントで黒枝が1位通過、そして9回目のポイントでは黒枝が2位通過しますが、窪木も3位通過として2点差で窪木がリードのまま最終周回へ。

re.re._R1S0291.jpg
*グループ1フィニッシュ、中央大の堀内先着

さらに全日本学生ロードレースカップシリーズ総合ポイントリーダーの大中巧基(早稲田大学)は中間スプリントポイントなしのまま最終周回に突入し、このままでは年間王者が入れ替わる可能性もある展開になりました。
この展開に、会場のボルテージも上がって来た中、最初にゴールフィニッシュに飛び込んで来たのは堀内俊介(中央大学)が1位で先着、続いて2位は黒枝が窪木をかわしてゴール。ゴールポイントで2点差を逆転した黒枝士揮(鹿屋体大)が逆転優勝し、鹿屋体育大学が4連覇を達成しました。また、ここまでポイントがなかった大中はフィニッシュを4位でゴール。最終スプリントポイントを獲得し、見事、2011年度の全日本学生ロードレースカップシリーズ年間総合リーダーに輝きました。

re.re._R1S0452.jpg
*男子グループ1表彰、黒枝(鹿屋体育大)


re.re._R1S0529.jpg
*シリーズ総合表彰、大中(早稲田)


日本学生自転車競技連盟
公式ウエブサイト http://www.remus.dti.ne.jp/~jicf/
情報系サイト http://www.jicf.info/index.html
posted by 学連事務局 at 21:02| NEWS

2012年02月08日

2011年度学連最優秀選手決定!!

日本学生自転車競技連盟2011年度 最優秀選手表彰 対象者(※)
※トラック/ロード ランキング年間最上位者

●男子トラック部門: 末木 浩二 (日本大学)
ランキングポイント 69点
(全日本大学対抗選手権 1kmTT 優勝 , 同大会 ケイリン 優勝 等)

●男子ロード部門:  早川 朋宏 (法政大学)
ランキングポイント 66点
(全日本大学対抗選手権 ロードレース 優勝 等)

●女子トラック部門: 小島 蓉子 (日本体育大学)
ランキングポイント 84点
(全日本大学対抗選手権 スプリント 2位 , 東日本学生選手権 500mTT 優勝 等)

●女子ロード部門:  明珍 裕子 (朝日大学)
ランキングポイント 94点
(全日本大学対抗選手権 ロードレース 2位 , 修善寺カップロードレース 優勝 等)

上記、4名に決定しました!おめでとうございます!
posted by 学連事務局 at 23:17| NEWS