2012年08月27日

インカレみどころ(全体編)

自転車の大学日本一を決める「文部科学大臣杯第68回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)」が、鹿児島県(トラック:南大隅町、ロード:錦江町)で8月30日から9月2日まで開催される。

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*今年は31年ぶりの九州開催で鹿児島県では初開催となる


この大会は、トラック競技が男子団体2種目、男子個人6種目、女子団体1種目、女子個人4種目、ロード競技が男女各1種目で行われ、各種目での優勝(入賞)を決めながら、各種目の上位選手に与えられる競技得点の合計により男女別の大学総合日本一を決める学生自転車競技界にとって最大のイベントである。
今年のインカレは、31年ぶりに本州を離れた九州での開催となるが、会場となる鹿児島県では初開催となる。

現在、男子は日本大学が総合29連覇中だ。この記録が今年も継続されるかが、今大会で最も注目されるところのひとつである。
つまり、31年前(1981年)九州の大分県・別府市で行われたインカレにて、同点ながら優勝数で法政大学に敗れ総合優勝を逃した日本大学が、その後連覇を絶やしておらず、因縁の九州でのインカレを迎えることとなる(1982年大会は台風で途中中止)。今年も、短距離から長距離まで有力選手が揃う日本大学に死角は少ないとの見方もあるが、今年こそは何としても王者日大の連覇を食い止めたい各校も、この大会に照準を合わせ、調子を上げている。

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*30連覇に王手をかけた日本大学


昨年総合2位の鹿屋体育大学は、小規模ながらホームグラウンドでの地の利を生かし、国立大学初の総合優勝を虎視眈々と狙う。今年のチームロードTTで強さを見せた昨年3位の中央大学、昨年4位の順天堂大学、各種目でコンスタントに上位に食い込んでくる昨年5位の早稲田大学のほか朝日大学、法政大学、中京大学、京都産業大学、日本体育大学など昨年上位のチームはいずれも健在で、複数の大学が総合優勝を争うこととなりそうだ。


女子は一昨年と昨年のインカレで全種目を制する完全優勝で総合8連覇を達成した鹿屋体育大学が中心になりそうだ。中でも、今年のロンドンオリンピックに出場を果たし、インカレ短距離で3年連続3冠の前田佳代乃、昨年のユニバーシアードで銅メダルを獲得した上野みなみらの走りには注目だ。鹿屋は長距離も日本代表を揃え長・短ともに万全の体制で、地元での連覇をかけた闘いに挑む。鹿屋を追う日本体育大学も強力選手が揃い、展開次第では十分優勝も狙える。続いて法政大学と朝日大学が並んでいる。

今年5月20日〜27日まで行われたツアー・オブ・ジャパンに出場した学連選抜チームとして安井雅彦(東京大学)、山本元喜(鹿屋体育大学)、黒枝士揮(鹿屋体育大学)、木村圭佑(京都産業大学)、大中功基(早稲田大学)、山本隼(中央大学)ら共に力を合わせて戦った選手たちも、今回はライバル校同士のエースとして対戦する。また、インカレ直前の全日本トラック選手権では4km個人追抜で橋本英也(鹿屋体育大学)が、10年ぶりに日本記録を更新、世界ジュニアトラック選手権では、4km団体追抜で高士拓也(中央大学)が日本チームの一員として走り、エリートの記録を上回るジュニア日本新記録を樹立するなど話題の選手が多数出場して目が離せない4日間となるはずだ。
posted by 学連事務局 at 22:45| NEWS